作業の合間に見た邦画の感想
- textfiber
- 2024年12月9日
- 読了時間: 7分
我はフリーランスである。在宅勤務で誰にも仕事の姿勢を咎められない。
最高だ。私のデスクには2台のiMacが置いてあり、右で作業、左で何らかの映像か音声を視聴(聞き流し)している。
順不同、完全に佐川の感想です。ネタもバラしているかもしれませんので読むのに注意が必要です。
ドラマ
・地面師たち
ジメンシィのパロディTシャツなどが欲しくなる気持ちがわかる。
面白かった。池田エライザは無事だったんだっけ、それ以外の主要メンバーが最後結局…というところが実は悲しかった。犯罪はよくないけどなんかあのまま、またデベを騙して大儲け、高笑いしている姿を見たかった。
リリーフランキー演じる刑事が自殺に見せかけて殺されてしまうのだが
ここで不意打ちの感じで死なせてしまうのがリアルだった。映画やドラマは、決め台詞や長台詞の合間に助かることが多いがかなり不意だった。現実も台詞なんて待ってくれないだろう。
・罠の戦争
あり得るかな、あり得ないのでは、あり得なさすぎるのでは流石に?という設定が気になった。正義が暴走してもはや敵側に、のようなストーリーの深さは面白かった。暗黒面に堕ちるアナキン・スカイウォーカー的な。
・不適切にもほどがある!
もしかしてさすがの昭和でもこんなに不純異性交遊していないのではというちょっとした炎上をしていたかもしれない(Twitterでみたかもしれない)けどあまり気にならなかった。キャストがみんな好きだったし細かいギャグ全部笑えた。
・天職の魔王様
いいな、ここの会社(求人紹介斡旋会社)と思った。登場人物皆幸せになって欲しい。
・0.5の男
今年観たドラマの中で一番面白かった。細かな気持ちの動き、設定、家の雰囲気、演技してないみたいな演技全部素晴らしかった。
・新宿野戦病院
クドカンの上のドラマのようにやはりなぜかTwitterでプチ炎上(おじさんなの、おばさんなの問題)していたがそこまで問題があるかな…と思っている。最初の方は帰国子女設定の英語の感じに微妙に慣れなかったけど話が面白いので全部オールオッケーですって感じになった、最終的に。こんな病院は実際ないのかもしれないしあっちゃまずいのかもしれないけどあったらいいのではと思った。
・BG 身辺警護人
このキムタク、いいじゃんと思った。(何様なのでしょう、わたしは)
ちゃんと怒ったり泣いたりカッコつけすぎていなくてよかった。
・Destiny
役者を変えるよりそのままで!の選択がこうなっちゃうのかという感じ。彼らが大学生だとして…という頭の設定を自分でしないといけないのが少ししんどかった。ファーストラヴ(下記参照)と若干被るのだけど、この時この選択しないだろ、みたいなところと、事件の大きさと周りの空気が合ってないところ、ツメの甘さを石原さとみの可愛さで丸く収めようとしたのではという製作側の投げやりな感じを勝手に受け取った。
・両刃の斧
層の厚い話だけどこんなこと起こるかな、致命的に選択ミスしてるしうっかりが過ぎる。
でも、やりきれなくて泣けた。大事な人を失うのは辛いし。
・アンナチュラル
普通にもっと早く観ておけばよかったです。面白かった。登場人物全員キャピキャピ度がかなり抑えられていてそれがすごくよかった。
・ハヤブサ少年団
練られたストーリー、伏線、次の話を早く見たい…となって一気見できる面白さだった。
・MIU404
これももっと普通に早く観ておけばよかった。アンナチュラル同様次の話もっと…はよ…って感じになったし続きも見たい。続編希望。
・ANTI HERO アンチヒーロー
私のこの感想文によく登場する、こんなこと起きるかな、流石に無理では、無双しすぎでは、結局ド勧善懲悪すぎるのではと思ってどうしても穿った目で見てしまった。
・ギバーテイカー
サイコパスに対する諦めみたいなもの(現実でも、多分どうしようもない)みたいなところがさらっとしていて少し消化不良。
・踊る大捜査線
何回も見てるけど何回見てもいい。こんなこと起きないだろ、っていうツッコミがなぜか踊る大捜査線では許せてしまう。好きだからしょうがない。
・カルテット
これも2周目。1回目よりもあのサイコ女(人生、ちょろかった!あはは!)の存在がより恐怖だった。でもみんなが日頃の人生でうっすら思っていることを、うっすらではなくトンデモパワーで撒き散らしているのかもと思うと、不思議とイライラしない。
・日本沈没 希望のひと
これも、ええ、やっぱりそうです。こんなこと、現実に起き以下略
ものすごい莫大な制作費をかけて一大スペクタクル超大作にしなきゃ成立しなさそう。国外との対応とか政府の緊迫とかそういうの、民放では描ききれないよぉと思う。
・アバランチ
勧善懲悪スカッとドラマ。現実的ではないがこんなチームがいたらいいのになという夢はある。
映画
・沈黙のパレード
犯人を守る系。ガリレオシリーズって結構犯人を守ってあげたくなっちゃうよね。
他の映画作品の方が好きだったかなぁ、という感じ。
・ある男
当たり前に流し見(ええ、仕事をしながら観ていますので…)していたら最後の方で話の流れが分からなくなって解説ブログなども見た。面白かった40・難しかった60 。
戸籍を売るというところはカルテット(上記参照)では割とあっさり描かれていたのでこの差よ…
・メタモルフォーゼの縁側
芦田愛菜ちゃんも宮本信子も好きな俳優なのでというところもあってかなり楽しめた。何がいいって、マンガがあまり上手じゃないのがすごいよかった。超リアル。超応援したくなる。
・真夏の方程式
昔見た気がするけど全体的にうろ覚えだったので普通に楽しめた。推理物の国内映画はこういうのがいいんだよみたいな塩梅の良さを感じた。
・梅切らぬバカ
演技がうまい。全員幸せになってほしい。好きな映画だった。
・死刑にいたる病
R18 にした方がいいのではと思うほど痛々しかった。怖かったっていうか、このサイコパスに出会ったらもうあとは運みたいな救いのなさがしんどい。
・謝罪の王様
こうなると阿部サダヲの安定感すごいな。中身がどうだったからどうだった、みたいなことを思い出せないけど面白かった。
・騙し絵の牙
これも、流し見してたら途中でよく分からなくなった。来年もう一回見よう。
ちょどいい邦画って感じで割と好き。
・ファーストラヴ
え、大丈夫かこのストーリーの薄さはと思って口コミ見たら結構似たような人いて安心した。演技しすぎな感じと演技してなさそうな感じのキャストがこう…混ざっていない感じもした。その症状になるにはどんな理由があるか、っていう大事に丁寧に紐解かないといけないところが超さらっとしていて残念。
・ミッドナイトスワン
これも、わたしは自分のTwitterではかなり賛否分かれるような印象があって、そのどちらの理由もわかる気がした。この場合、こんなに悲劇的に描かないでほしいというのが感想。
・プリンセス トヨトミ
ファーストラヴ同様。大丈夫か不安になった。映画制作ってもしかして相当難しくて(それはそう)いろんな立場で拗れて対立して破綻してこうなっちゃったのかなって裏方の心配までした。
・バスカヴィル家の犬
これはもう、大フィクションの(だってシャーロックホームズの世界だし)皆がネタバレというかお話を知ってる前提で見る上でのお話だから何とも言えない。原作からすんごい遠いわけでもないし、すんごい破綻してるわけでもないのだけどやっぱ現実にはこんなこと流石に以下略
・浅草キッド
設楽君演技が上手いなと思った。ビートたけしにちゃんとみえた。
笑えるところでちゃんと笑えてよかった。
・ミッシング
やりきれない、悲しすぎる、幸せになってほしい。ぼろぼろになって壊れそうな演技がすごかった。
・三度目の殺人
これも前見たはずだけど何故か全体的にうろ覚えでもう一回見た。
重い雰囲気で、わかりやすい話のはずなのになぜかあまり記憶に残っていない。もしかして自分が気づいてないだけで相当難しい本筋の部分見落としてるのかと不安。
・この子は邪悪
サムネでちょっと勘違いしてた。犬神家みたいなあの子がとうにかなっちゃうわけではなかった。からその勘違いしてた分面白かった。ホラーはフィクションなので、現実以下略はここでは発動せず。
私は日頃は、映画でもTVシリーズでもドキュメンタリーを見ることが多く、ドキュメンタリーの場合は仕事をしながらだと中身に追いつけなくなるので、見た作品の中には含まれていません。いつか見たドキュメンタリーのZINEなどを作りたいと夢想しています。
全体的に、話半分で見てしまうものも多く、なにか重要なヒントやシーンを見落としている可能性も十分にあるけど、
それを除いても好きな作品に出会えることは稀になってきました。わたしがおばさんになって感受性が衰えたせいなのかもしれません。す〜ぐ現実現実言い出します。(だから実録のドキュメンタリーを求めているという節がある)
おすすめの映画やドラマを教えていただけるとうれしいです。
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